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WindowsMobile用アプリ開発メモ(2)

前回の記事に沿って環境設定が出来たものとして今度は実際に動作するコードを書きます。
とりあえずまずは"何もしないアプリケーション"と"ウィンドウを作るアプリケーション"を作ってみます。
ここからはWindowsAPIを使ってプログラムを書いたことがあるものとして説明しています。もし分からない場合は他サイトや書籍などをあたってみてください。

実際の内容は"続きを読む"で。

* まずは何もしないプログラムから
実行されたらすぐ終了するプログラムです。プロジェクトの作成からデバッグ実行までの流れと思って読んでください。

  1. プロジェクトの作成
    まずはプロジェクトの作成です。
    通常のWindows用アプリケーションを作るときと同様にプロジェクトを作成し、テンプレートの選択では"スマートデバイス"→"Win32 スマート デバイス プロジェクト"を選択してプロジェクト名などを設定しOKを押します。[画像1]
    次に出てくるプロジェクトウィザードでは、"プラットフォーム"から対象としたいデバイスを選択しておいてください。また、アプリケーションの設定ではここでは"空のプロジェクト"にチェックを入れてプロジェクトを作成しました。[画像2]
  2. ソースファイルを追加、記述
    プロジェクトが作成できたら通常のWindowsアプリケーションを作るようにプロジェクトにソースファイルを追加します。
    そして作成したファイルにコードを書きます。ここでは実行されたらすぐ終了するようにエントリポイント(_tWinMain)が呼び出されたらすぐに値を返します。[ソースコード]
  3. ビルド、実行
    ビルド操作はプラットフォームを目的のものに変更すれば、あとは通常のWindowsアプリケーションを作るときと同様の操作で実行できます。
    そしてビルドしたものを実行する場合は、"デバイス"ツールバー([画像3]の下の方のツールバーです)のコンボボックスから実行したいエミュレータイメージを指定した上で"デバッグ開始"でエミュレータが起動し、その中で、生成されたバイナリが実行されます。
この場合は本当に何もしないアプリなので、ただエミュレータが立ち上がっただけに見えるかもしれませんが(笑)出力ウィンドウに"プログラム '[96ecacbe] WM001.exe' はコード 0 (0x0) で終了しました。"のようなメッセージがあれば成功です。


* 続いてウィンドウを作る
大体の流れを見たところで次はウィンドウを作ります。手順は概ね何もしないアプリケーションと同じです。

  1. プロジェクトを作成する
    上の何もしないアプリケーションと同様の手順で作成してください。
  2. ソースコードを追加、記述
    追加の手順は何もしないアプリケーションの時と同じです。
    今度のソースコードはウィンドウの登録・生成などの処理が書いてあるものです[ソースコード]
    WindowsAPIを用いてSDK直叩きでプログラミングをしたことがある方ならおそらく理解できるコードだと思います(というかこのコードそのままで普通のWindowsで動作するプログラムも作成できます)。ソースのとおり、概ね普通のWindows向けアプリケーションと似たような構成です。また、WMのAPIはあくまでサブセットのようなものなので一部削られているものもありますが、通常のWindowsと同様に使えるAPIも多くあります。
  3. ビルド、実行
    これもまた何もしないアプリケーションの時と同様です。
さて、無事まっさらなウィンドウが開いたでしょうか。もしかしたら少し違和感のある表示になってるかもしれません。一応エミュレータで動作させたときのスクリーンショットを貼っておきます。[画像4(WM5)][画像5(WM6)]

* ATL, WTL, MFCについて
察しのいい方なら感づいてるかもしれませんがATLやWTL、MFCはWindowsMobile向けアプリケーションの開発にも使用できます。さらに長くなるのもどうかと思うのでここには書きませんが使用したいという方は調べてみてください。

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